真っ赤な戦士、ライバーロックに注目せよ!
ハズセで原稿を書くのは「業界横丁」以来、十数年ぶりの霧薔薇です。今回は縁あって、皆さまにレポートを届けることになりました。よろしくお願いします♪
今回はHAZUSEのTOYくんの依頼で、〝ライバーさんをHRで取材するのに協力いただけませんか?〟って話があり、今回記事を書いているのですが・・・そもそも、ライバーロックって何者なん?って方も、いらっしゃるでしょう。ここでそんなライバーロックを調査してみると・・
都内を中心とした関東圏内で、パチスロの普及活動に励んでいる謎の業界人。担当しているホールのクセを見抜く能力は抜群、その信憑性も高いとの事。自ら積極的にユーザーに触れ、独自の「予想」を惜しげもなく披露する点は、ホール泣かせ。この夏、新バージョンの半袖仕様でガッツポーズするライバーロック。肉体改造にも励んでいるとか。
なるほど・・。ただの変な人じゃなかったんですね(笑)
赤い戦士が川崎大師に舞い降りた!
今回の取材時にライバーロックが訪れたのは、神奈川県川崎市にあるパーラースターさん。川崎大師駅前にある歴史あるホールです。神奈川県のターミナルでもある川崎駅から京急大師線で、3つ目の駅で都内からも行きやすい。
奥にみえるのが川崎大師駅。方向音痴で有名ながろぱさんでも、決して迷うことはない。
実はライバーロック、パーラースターさんではお馴染みの存在。毎月4日14日24日の3回は、この土地を訪れている。過去の経験と実体験を基に、独自の展開を毎回予想。それを、地元のユーザーと共有し、自らも楽しんでいるのだ。ホールが情報を発信できないこの時代。「それならば!」と、積極的にアクションを起こしているから頼もしい。
情報の共有は、基本的に開店前。
今回も入場抽選の整列時に、地元のお客さまを中心とした方々とミーティング。「この時間が最も重要だ」と、熱弁を振るうライバーロック。地元のお客さまの意見と自分の見解を照らし合わせ、万全の状態で抽選に挑む。入場番号次第で、狙う台も当然変化するからね。ライバーロックの予想は特徴的だ。ユーザー目線だけではなく、ホールからの視点も考慮する。そう、彼はパチスロ専門店の元店長という経歴の持ち主なのだ。
灼熱地獄の中、大勢のスロッターが抽選に参加!
ライバーロックの来店を聞きつけ、どこからともなくスロッターが来店。でも、そのほとんどは地元の方。このホール、都内でよくある「ギスギス感」がまったく感じられない。本来なら緊張が走る入場抽選の時でさえ、至って和やかだ。
これだよね、この雰囲気があるからこそ、情報の共有が成立するのかも。
毎月3回も来店してれば、クセを見抜くのもカンタンよ!
ライバーロックがパーラースターさんに来店するのは、毎月4日14日24日。今回は、ど真ん中となる14日に密着取材を決行した。赤い戦士曰く、毎回決まって狙い台があるという。今回は、その予想の検証も兼ねている。果たして「予想」は的中するのか。
検証①バジリスク~甲賀忍法帖~絆
ライバーロックが来店する日、必ずバジリスク~甲賀忍法帖~絆が盛り上がる日との噂がある。あ、正確にはそうじゃない。この機種が盛り上がるから、彼が来店するのかもしれない。
もちろんホールからのオフィシャルな発信はない。過去の実績を事細かく観察したライバーが導き出された結果として、確信に至った経緯があるようです。ライバーの具体的な予想はこんな感じ。
該当日が平日の場合、必ずバジリスク~甲賀忍法帖~絆の【234番台】が、平均5,000枚クラスの出玉を吐き出している。これは常連さんの間では毎度おなじみの光景となっている。単純な話、先頭で入場した方は、一目散に234番台を確保すればいい。
ただどうやら該当日が土日祝日の場合、このルールが変わるらしく・・どこに投入されるかわからないという。とは言っても、設置台数は6台のみ。お目当ての台の当選確率は1/6と予想しているようで。高確率で大きな出玉を体感できるチャンスに変わりなさそう。
ライバーロックによると、この法則は鉄板らしい。過去に法則が崩れたことはほとんどないという。取材日にあたる14日は土曜日。この日は角台の【236番台】が、ど本命の挙動を示していた。下記にスランプグラフを掲載しておくのでご覧いただきたい。
【236番台:バジリスク~甲賀忍法帖~絆 】
実は、毎回本命台以外にも、仕掛けっぽいモノがあるらしい。事実、この日も超優秀台が判明した以降でも、遊技をやめないユーザーが多いのだ。明らかに2台目、3台目を狙っているのが丸分かり。本命が確定しても、期待感は薄れないのは嬉しい。
検証② 3×3EYES聖魔覚醒
目押しに自信があるユーザーなら、一度はチャレンジしたくなる3×3EYES 聖魔覚醒という特殊台。一時その特殊性で世間を賑わせたが、今はその特殊性を出すホールも少なくなっている。ただこちらのパーラースターさんでは、それがバジリスク~甲賀忍法帖~絆と同様、4日14日24日には必ず現れるらしい。
地元ユーザーからのリクエストに応え導入したこの機械。公にはされていないが、設置開始以降、上記の3日間を中心に「頻繁にレギュラーボーナスに特化した台」と化すらしい。ホールからのメッセ―ジは一切ない。ないのだが、そんなんデータ見れば一目瞭然っす。これ以上わかりやすい出玉の波は、現役機種ではないだろう!って勢い。
取材日当日にあたる14日も、当たり前の様にレギュラーボーナスの連打祭りが開催。確かに客層を選ぶ機種だが、コアなパチスロファンにとっては嬉しい限り。3×3EYES聖魔覚醒打ちたさに、通うユーザーも多いのでは?
【298番台:3×3EYES聖魔覚醒】
バジリスク~甲賀忍法帖~絆も3×3EYES聖魔覚醒もそうだが「わかりやすさ」が最優先の時代。調整だろうと台番だろうとね。シンプルさゆえ、それに対する反応も素直に大きくなる。もちろんそれが、魅力ある内容であればある程。
今回ライバーロックが注目していた両機種は、そのポテンシャルも十分。ホールが発信しなくても、勝手に広まってしまうのだ。ある意味、上手いやり方である。これがホントの営業努力ってヤツかも。
その他にもライバーが気にしていたエリアが…
密着取材が行われたこの日、ライバーロックには、上記の2機種以外に確認しなくてはいけないエリアがあった。ジャグラーコーナーだ。毎回、薄々感づいてはいたのだがジャグラーは全機種全台、利益度外視なんじゃないの?疑惑。
【早い時間から8割近くの稼働を誇るジャグラーエリア】
実際これ、疑惑でもなんでもなかった。全台のデータを細かくチェックすると答えがみえてくる。設置全機種全台が、安定した出玉の波を形成している事実が。
根拠として、ライバーロックが毎回チェックしているビッグとレギュラーボーナスの出現比率、ボーナス合算確率が裏付けとなっている。多少の浮き沈みはあるものの、毎度毎度、根拠あるデータを目の当たりにしたら、そりゃ疑う余地もない。理論上の話ではない。実際、実践においてライバーロックはマイナス収支がかさむと、決まってジャグラーコーナーに足を運びたがる。元手だけでも取り戻そうとするのだ。口先だけではなく、身をもって証明してくれている。
そしてもうひとつ気になったのが、バラエティコーナーの存在。最近になって出玉の挙動が怪しいらしい。パーラースターさんの機種構成は特殊な部類に入る。フロアの約半分が、バラエティコーナーで構成されているいのだ。しかも、ただの寄せ集めではなく、ユーザーの意見を尊重して遊技台を選択しているらしい。顧客主義と言ってもいい。
【出玉で賑わうバラエティコーナー】
ライバーロックは、バラエティコーナーが次の育成エリアと睨んでいる。ここ数度の来店で、それっぽい挙動の台を何台も確認しているからだ。ならば自らが実験台となり、仮説を証明しよう!というチャレンジングな精神。
【カンフーレディー・テトラで任務完了】
【パチスロトータル・イクリプスLv.MAX-RTで任務完了】
で、当日は結果的にバラエティを打ち散らかし負債を抱えたものの、他の機種の出玉は悪くないことに気が付く。これはこれで、任務完了と言っていい。バラエティコーナーの扱い方はまだハッキリしていない。だが、前回今回と、回を追うごとに出玉量は、確実に増えている。これは、紛れもない事実だ。この案件は、次回来店時に改めて検証しなくてはならないのだろう。
最後に
パーラースターさんに限らず、情報発信が極端に制限されているパチンコパチスロ業界。ホール自ら、特徴をアピールする手段は限られている。ライバーロックの存在は、自ら実践し、自ら顧客と接し、過去の実績を基に情報を共有する…という古典的なもの。だがそれが、今は最も有効な手段なのかも知れない。