【業界人取材】設定機ぱちんこの未来➁

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ぱちんこ業界を取り巻く世情の変化

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前半では、設定機ぱちんこに関する仕様面や数値に関して伺ってきました。

後半では、そこから少し離れて、今業界としても利用者が増えているぱちんこ、パチスロアプリと実機開発の関係性や、業界全体が取り巻く閉塞感に関してお聞きしてきました。

今回お話をお聞きした方

京田銀次郎
<京田銀次郎>
長くぱちんこの開発に携われていた生粋の開発者。機種名は言えませんが、誰もが知っているギミックの生みの親だったりします。現在は開発だけでなく、様々な分野で活躍されています。


アプリとホールの関係性

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バリンコン
後半は、設定機ぱちんことは少し離れるけど、最近流行っているぱちんこ・パチスロアプリについて聞ければと思ってるんだけど
バリンコン
最近のぱちんこ・パチスロアプリでも設定を組みこんだものが増えて、結構リアルなぱちんこ・パチスロに近くなってきたよね。
バリンコン
開発者としては、アプリと実際のぱちんこ・パチスロとの差別化ってどう考えてるの?
京田銀次郎
全く別物だと思う。そもそもアプリは、設定高かろうがどんだけ玉が出ようがお金にならないからね。
バリンコン
ホールで遊技する方が、ヒリヒリ感はあるよね(笑)
京田銀次郎
アミュライブみたいに、実際のホール遊技にかなり近いシステムで、遊べる時代になったけど、遊戯する目的がそもそも違うんじゃないかな。
※アミュライブ
オンラインでパチンコ・パチスロが遊戯でき、ポイント購入や景品交換など実際の遊技と似たシステムになっている
pachinko

バリンコン
目的の違いとは?
京田銀次郎
そもそも実際のハンドルを握る目押しをするといった感覚って、実際の機械と、タブレットやPCで疑似操作するのでは、どうしても感覚が違うよね。何よりホールの臨場感は味わえない。
バリンコン
音を含めホール独特の雰囲気とかね。コーヒーレディとか各店のサービスもそこだけのものだし。
バリンコン
ちなみに、アミュライブみたいなのって風営法には引っかからないの?
京田銀次郎
そこは大丈夫。実際の店舗ではないから。
バリンコン
なるほど。でも何だかんだ言って、オンラインぱちんこに限らず、一定層がアプリゲームに流れている現実はあるよね。
バリンコン
アプリゲームに課金する分、ぱちんこにお金をかけにくくなってるなんていうもあるかも。私は無課金派だけど(笑)
京田銀次郎
アプリゲームに、月数十万単位で課金している人もいるしね。某有名タイトルは、月80億近く売り上げてるって聞くよ。
バリンコン
80億!??!予想以上の売り上げだね。1つのアプリでこれかー。
京田銀次郎
女の子キャラの水着バージョン登場!チャリンチャリン(笑)って感じじゃないかな。
京田銀次郎
でもアプリって、終わりがないからぱちんことは別の遊びだと思うんだけどね。
バリンコン
限られた時間で、遊技の比率をどう置くかだよね。
京田銀次郎
そうね。ぱちんこの遊び方や、付き合い方が変わってきているのは確かかな。
バリンコン
ホールとネット、気分によって打ち分けるスタイルが今時なのかもね。
京田銀次郎
ぱちんこ本来の遊び方である〝ちょっと時間ができた時に気軽に遊べる〟これが今実現出来ている事が、アプリゲーム成長の要因なのかもしれないね。
京田銀次郎
それに比べて、今のぱちんこはまだまだ射幸性の高い機械がホールのメインだから。
バリンコン
うん、私も数千円で一時間遊べる、そんな時代に戻ってほしい。

ぱちんこ設定機への展望

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バリンコン
開発者が考える今後のぱちんこ業界について聞かせてもらえるかな。
京田銀次郎
ぱちんこ設定機の導入もそうだけど、結局業界としてはとにかく射幸心を煽りたくないんだよね。
京田銀次郎
ホール企画もそうだけど、数年前をピークに上がり切った射幸性をどうにか抑えようとしてる。
バリンコン
でも一度あの射幸性を知ってしまったら、今後発売される穏やかな機械では満足できない人も多いよね。
京田銀次郎
確かにパチスロが6号機になり、ぱちんこではMAX機が無くなって、そういった嗜好性を持つユーザーは離脱していくだろうね。
京田銀次郎
ただ反対に、それでも残っている人は、今後もぱちんこを打ち続ける可能性が高いわけよ。
バリンコン
私も銀次郎もその一人だ(笑)
京田銀次郎
等価交換が主流だったのも問題だよね。換金率が低ければ、ホールも釘や設定を甘く使いやすいし客の大当たり体験も増えて、結果その客はまたホールにくる。
バリンコン
同じ負けでも大当たりして帰るのと、ノーボーナスで帰るのだと、心持ちが全然違うもんね。
京田銀次郎
でしょ。最近の業界ニュースでは、ユーザーが減り続けているとか、ホール閉店数が過去最高とか、不景気な話題が上がりがちだけど、需要と供給のバランスが崩れているだけだと思うよ。
京田銀次郎
これが整えば、全てのホールが3万稼働を叩き出し、満員に近い店内状況を作る事だって出来ると思うよ。
バリンコン
3万稼働!?今は週末でもなかなか見られない状況だね。
京田銀次郎
当たる体験をした人はホールに行く回数も増えるし、知り合いに声をかけての〝連れ打ち〟で、新規の客も増える。まさに良い事尽くしだよ。
バリンコン
本来の〝大衆娯楽〟に戻らないと危険だと…。
京田銀次郎
そうだね。ぱちんこ設定機も、じゃんじゃん活用して遊びやすい市場になってほしいし、そういう市場にしたいと開発の人間としては思うよ。
バリンコン
同感!みんなが楽しく遊べるのが一番だね。

後半の取材内容を振り返って

前後半に分けて、設定付ぱちんこを通じた開発者インタビューを行ってきましたが、いかがでしたか?

今回お話を聞いた銀次郎さんは、元々メーカーでディレクターをされていました。メーカーと開発会社という両方の目から見たぱちんこ設定機と業界に関するお話、あらためてホールに必要なものって何かわかった気がします。

ぱちんこの設定機は今後、さらにスペックを広げて登場するようですが、これらを生かすも殺すも結局ホールさんと私達ユーザー次第。これをきっかけに、ぱちんこ市場が少しでも活気づけばいいなと思いました。

8+
バリンコン

バリンコン

投稿者プロフィール

神出鬼没のパチ好きレディ。孤独のグルメ的食べ歩きが趣味

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