【コーシン神田店】社長！聞きたい事があります！！

1 実際のホール経営って・・・
2 ホール経営事業とその生活とは？
3 パチンコ業界に対する今後の見通しとは
4 インタビューを終えて

実際のホール経営って・・・

ーパチンコホールの経営者ー
こう聞くと、皆さんはどんな人物像を想像をしますか？

もちろん、会社規模などの違いはありますが、「社員数百人を抱えて周りには数人の秘書」「葉巻を吸いながらベンツに乗って行動」なんていう、典型的なお金持ちな社長像を想像される方も少なくないのではないでしょうか？

昔から景気が良いというイメージが根強いパチンコ業界ですが、昨今はみなし機撤去、新基準機の登場、広告規制等と目まぐるしく業界を取り囲む情勢が変化しており、「パチンコ業界は斜陽産業だ」と一部で言われているのも事実です。一台数十万円の機械の購買や、一日数百万円の売り上げを管轄し、人手不足のなか自社で働く貴重な社員らを支えている経営者の本音とは？

今回神田で２店舗を経営する「株式会社アイビス」の３０代若手の金子社長に、私バリンコンがその胸の内をガツンとお聞きしたいと思います！

ホール経営事業とその生活とは？

おはようございます。ご無沙汰しております～。

おはようございます。お元気そうで何よりです。

昔は飲みの席で色々お話しを伺いましたが、昼間にインタビューするのは初めてですよね。

そうですね。この話をいただいた時も思いましたが・・本当に僕でいいんですか？

大丈夫です！金子さんが実は辛口で、どちらかというとネガティブ発言が多いことを承知の上で伺っているので(笑)

それなら安心です(笑)それでは何から話しましょう？

まずは株式会社アイビスが、どんな事業を行っているのか、ざっくりとお聞きできますか？

ウチの会社は日本と海外にあります。事業としては不動産業とホール経営、海外では電子部品の製造販売を行っています。

以前は飲食店やホテルもやられていたんですよね？有名なあの…。

ホテルアイビスです(笑)これも吉本芸人さんのお陰ですね。

知名度高いですよね(笑)ちなみに・・・いつから金子さんはアイビスに入社されたんですか？

入社は2006年です。それまでは先代が経営しておりました。ちなみに・・・入社前は少しだけマルハンさんで修行していた事もあるんですよ？

おお！その修業時代のことも気になりますが、今回はその頃のお話ではなく、入社されて社長業を始められてからの生活をお聞きしたいです。

生活といっても他の社員と同じですよ。朝10時前に出社して業務を開始します。

10時前に出勤されてるだけでも驚きというか・・・。一般的な社長さんですと、午後過ぎの遅目の出勤なんて方も多いと聞きますが。

いやいや、社会人として普通ですよ(笑)午前中に出社しないと、それだけで社員の仕事が遅れてしまいますしね。

非常に効率的ですね！ちなみに秘書の方とかは、いらっしゃたりするんですか？

いないですよ(笑)
僕そんなに忙しくないですし。

またそんなご謙遜を…。アイビスさんでは、ジャンボ、コーシンの2店舗における台の購入選定は各店長が行われているんですか？

そうですね。選定は各店舗の店長に任せています。僕は最終的な購入承認をするだけですね。

ということは、ある程度は現場単位で任せながら、全体の統括としてお店を見てらっしゃるんですね。

そうです。アイビスではコーシンとジャンボの2店舗を経営していますが、各店舗の特徴を生かした店作りを心掛けています。

ただ制服や告知ポップ等共通している部分もありますよね？

そこは姉妹店なので(笑)コストの面から見ても、同一法人が経営しているメリットとして活かせる部分は活用していきますよ。

パチンコ業界に対する今後の見通しとは

ホール経営は、機械の入れ替えや日毎の収支だけでなく、ホール内のメンテナンスや維持費など様々な雑費が関係するんですよね。

そうです。皆さんが思っている以上に、設備投資等の維持費がかかっています。

そんな中、新基準機の導入が近づいていますが、今後のホール経営についてどう思われますか？

新基準機導入については、先月のHRでお話したコーシン店長の意見と同じで、うちのホールについては特に心配していません。メインターゲットがサラリーマンなので。ただ…。

ただ？

パチスロの旧基準機撤去の方が頭が痛いというか…。ＧＯＤシリーズとバジリスク絆が無くなる日は、多くのホール関係者は、数字を見て震えるんじゃないですかね。

じわじわ近づいていますよね・・・。

パチスロの売り上げの多くは、お客さんに支持されているこれらの旧基準機に支えているホールさんばかりでしょうし。

今から戦々恐々ですね。

うちは設置可能期間までは設置する予定ですが、この旧基準機機撤去のタイミングで、お店を閉める所もあると思います。

コーシンさんは大丈夫ですよね？(汗)

現状で閉める予定はありません(笑)
閉店してその場所で新しい事業をスタートするのにも、莫大な費用と体力がいるんですよ。なので可能な限りは頑張りたいです、社員の生活もありますしね。

自社ビルだから経営できている、という所もあるのでしょうか。

そこは大きいですね。今後自社ビル（土地）以外でのホール経営はかなり厳しいと思いますよ。

今後新事業等は考えてますか？

先代からの教えで、事業を行う上で3本の柱を立てるべきであるという教えがあるので、現状足りていない柱として立てられる事業に関しては、常にアンテナは張っているつもりです。

パチンカーとしては３店舗目を出店してほしいですが(笑)

頭の隅に置いておきます(笑)

期待しています♪
それでは最後に、金子さんの休日の過ごし方をこっそり教えて下さい。

そうですね。最近は社員のお陰で休日を取れているので、休みの日は昼まで寝て、起きたらダラダラとＮｅｔｆｌｉｘ見てます。

それって本当に普通のサラリーマンじゃないですか！

そんなもんですよ(笑)

インタビューを終えて

いかがでしたか？

皆さんの想像するホール経営者のイメージと合っていたでしょうか。今回お話を伺ったアイビスの金子社長は、インタビューでお聞きした業務以外にも、都遊協の青年部に所属し、業界内での勉強会や組合で行うボランティア活動等、幅広く活動されているそうです。そのせいかとても幅広い知識をお持ちで、こういう方の下なら働きがいがあるだろうなーと感じました。

今回のインタビューで印象的だったのは、取材中に「僕はこの業界が好きなので」とポロリ。こんな気持ちを持ちながらホール経営していると分かると少し遊戯者としては嬉しくなります。そして・・・こういったマインドを持った経営者が増えれば、業界の未来はもっと明るいものになるなと感じました。

ちなみに金子社長は現在独身なので、お嫁さんになりたい方はぜひ！お店に遊びに来てくださいね。社長に会えるかは運次第ですが(笑)